PartSmithガイド・作例3D スキャンしたパーツを CAD 化して取り付けマウントを自作する

3D スキャンしたパーツを CAD 化して取り付けマウントを自作する

現物を 3D スキャンして、それにぴったり合うパーツを作りたい——リバースエンジニアリングの定番ですが、スキャンの生データは扱いづらいもの。この作例では、ノイズだらけのスキャンを CAD で使える形に整え、取り付けマウントを作るまでの流れを紹介します。

実際の3Dスキャンデータ(65,726面・非水密) → 面だしした板(After)
▲ 実際に本サービスで処理した結果。65,726面・ノイズだらけ・非水密のスキャン生データを、最適平面でフラット化して印刷できる板に整えています。

スキャンの生データが抱える課題

3D スキャナの出力は、波打った面・無数のノイズ・穴あき(非水密)を含むことがほとんどです。このままでは寸法基準も取れず、CAD での設計の土台になりません。

整える流れ

1

面だし(平面フィット)

歪んで波打ったスキャン面を最適平面でフラット化し、まっすぐな取り付け基準面を作ります。

2

輪郭の単純化

ギザギザの外形を最小頂点のクリーンな多角形に単純化し、バリやノイズを落とします。

3

水密化して STEP 化

穴を整形して指定板厚で押し出し、印刷も CAD 編集もできる水密ソリッド(STEP)にします。

マウントを設計する

武装マウントの設計 → 武装搭載 → 開閉ヒンジ蓋の3ステップ
▲ 面だしした板に取り付け穴を整形し、パーツを搭載、さらにラッチ付きの開閉ヒンジ蓋まで自動生成した例。

整えた基準面の上に、固定用のスロットや、別パーツを受けるソケットを配置します。大きくてプリンタに収まらない場合は、平面で分割して接合面にダボ穴を自動配置すれば、印刷後にぴったり組み上がります。

手作業の穴あけと違い、左右の穴が必ず一致するので、位置合わせミスで印刷からやり直す失敗を減らせます。

結果

ノイズだらけのスキャンが、寸法の取れる CAD データになり、現物に合うマウントとして出力できました。スキャン → 面だし → 水密化 → 設計、という一連の流れがすべてブラウザだけで完結します。

登録もインストールも不要。STL / OBJ をドロップするだけで 3D プレビューが立ち上がります。

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